たこ焼きパーティー

フェロモンズは、普段のキャッチボール活動を称えて
ちょっとしたパーティーを開きます。
そして今回は、たこ焼きパーティーです。
つぎは、ウインナーパーティーをしたいとおもいます。


 なぜか急に、たこ焼きが食べたくなった我々は、早速たこ焼き機(1500円、電動)を買いました。 そして、あらかじめ下調べしておいたレシピに沿って、たこ焼きの生地を作りました。
 市販のたこ焼き粉半分に水を入れ、そこに卵と紅生姜を入れます。あまりの生地の出来に、 市販のたこ焼きよりおいしくなりそうな予感がした我々は、さっそくたこ焼き機に、 生地を敷き詰めました。

 しかし、最初に出来上がったたこ焼きは、表面がカチカチで少し焼きすぎたようです。 しかし味の方は、そこそこいただけるものでした。

 おいしそうに味見をする監督(右)。味の方は、折り紙つきです。

 普通にたこ焼きを食べるのにも飽きてきた我々は、ある一つの提案を出しました。 それは、ロシアンルーレットならぬ、ロシアンたこ焼きです。
 黒木家の冷蔵庫の中にあったものを、適当にたこ焼きの具の変わりにしました。 バナナやチョコレートはまだしも、わさびとからし入りが当たっては大変です。 順番決めのじゃんけんにも、熱が入りました。
 フェロモンズルールでは、ジャンケンで勝った者順に食べていきます。そして、ジャンケンで 最後に負けた者は、最初にジャンケンで勝った者に、食べるたこ焼きを指名されます。これは、 自分で選んで食べるよりも、数段デンジャラスです。

 (右)これが今回の最も危険なたこ焼き、わさび・からし・七味唐辛子入りたこ焼きです。 これを作ったのは、ダンディー室伏です。とてつもない量を入れていました。
 しかし、このたこ焼きをなんと、ダンディー室伏が食べたいと言い出しました。 これはあまりにも無謀です。危険すぎます。ユタッチや黒木兄弟(兄)がやめろといっても、頑固な ダンディー室伏は食べる気まんまんです。やめろといったユタッチ達も、自分が助かるので内心、 しめしめ状態でした。

 そして、このデビルたこ焼きを食べたダンディー室伏に、異変が起こりました。 口に入れて暫くは、なんともありませんでした。
 しかし数秒後、突然咳き込み始めたダンディー室伏の顔が、みるみる赤くなっていきます。
 こうなってはどうしようもありません。わさび・からし・七味唐辛子の攻撃をまともに肺に食った ダンディー室伏は、咳が止まりません。
 これを見ていて、最初は大爆笑していたフェロモンズの面々も、少し心配になるほど、 ダンディー室伏は咳き込み、そして弱っていきました。

 そしてこの男と、13年間の付き合いがある黒木兄弟(兄)は、初めてダンディー室伏の 涙を見ました。ちょっとかわいそうになってきたのであります。

後日、ダンディー室伏に聞くと
「あれはやばかった」
そうです。

〜 たこ焼きパーティー 完 〜