変態トリオDEツーリング6
2003年07月25日 (金)



〜日本最強!!〜



黒木兄の裸体をこれでもか!!と魅せられ!?見せられた後は昼食をとり十津川村某所へ向かう。





途中の道路沿いある『十二滝』。

那智の滝ほどではないものの、滝壺のすぐ側まで行けて迫力は満天で御座います。





これまたマイナスイオンを浴び倒す。





黒木兄曰く『何かを悟ったユタッチ』とありますが

睡眠不足&この先待ち受けているビッグイベント

の事を思い緊張と不安で顔がこわばっているだけです。


それ程までに俺を恐怖のどん底に陥れるビッグイベントとは



日本最強『谷瀬の吊橋』渡り!!






高さ54m、全長297mの日本最強の吊橋。

Mr.小心者&高所恐怖症の俺にとってはスリルを通り越して

死の恐怖しか感じない。

緊張で少しオナカが痛くなってきた。

地元の人々は自転車で渡る人もいるらしい。中国雑技団もビツクリですね。

ちなみに観光客の二輪通行は禁止。





サスペンダーが良く似合うナイスミドルも恐怖におののき、渡る事を躊躇している。

この橋を渡る事に恐怖を感じるというのは高所恐怖症だけが原因ではないと思う。

渡っている途中で橋が壊れそうな気がして仕方が無い。

って言うかコレって命の保障が無い無料のアトラクションですか!?

橋の床面は四枚の木の板が針金で固定されているだけ横の柵もヘボッチー。

もし板が割れたら落ちて死にます。

この橋を渡っても何のメリットもありませんが、渡らなければ

男がすたる!!

フェロモンズのリーダーですし

黒木兄弟にもズ〜っと馬鹿にされそうですし。


でも気になる事が一つ。

対岸にトイレはあるのだろうか?

渡っている途中に極限状態の緊張でオナカが痛くなってトイレに行きたくなったら

間違いなく"おもらし"というバッドエンディングを迎える可能性大。

そうなったらもう大阪には帰れない。

黒木兄に対岸のトイレの有無を確認したところ有るようなので意を決して渡る。




恐っ!!



先に渡っている黒木兄弟の足取りがバタバタし過ぎて揺れている

コイツらわざと揺らしてやがる!!

恨みでも御有りで!?

俺は抵抗すら出来ない。ただひたすら対岸を目指すのみ。

それにしても揺れる。

よりによって風も強い。

下を覗いたら頭の血が引いて軽く貧血を起こした。


そして時間にして3分程度で対岸に到着。

でも凄〜く長く感じた。





↑恐怖のあまり自分でもあまり見た事ない顔。The放心状態

無事渡りきったが問題が一つ。


もう一度渡らないと お家に帰れない。


大問題ですよ姉さん・・・・



かなりの精神力を使ってしまったので休憩していると一人旅をしている同じ年くらいの青年が

シャッター押してください的な事を言ってきたので快く押してあげた。




俺もよく一人でツーリングに出かけるのでカメラのシャッターを快く押してくれる人は凄く有難い。

秘境にて高感度UPでございます。

青年にデジカメを手渡され撮り方を伝授してもらうと青年は

橋の途中までダッシュした。

俺に申し訳ないと思ったのでしょうが危ないよ兄ちゃん。

怖くないんでしょうか!?

黒木兄弟を始め、この吊橋に恐怖しない者は


危険察知能力が狂っているに違いない。

あなた達は人より早く死にますデス。


そんな黒木弟が黒木御所という史跡を案内してくれるが

そんなのどうでもいい。

俺の頭はもう一度渡って帰る事でいっぱい。

とりあえず早く渡ってしまいたいので気合を入れてサッサと渡る。

二回目で少しは恐怖感が緩和されるかと思ったがそんな事もなく

再び軽い貧血を起こしながらも無事渡りきる。

今回の旅の中での一番体力と気力と集中力を使った。

僅か15分と短い時間で。



でも一回り人間が大きくなった



気がした。







後は大阪目指して突っ走るのみ!!



変態トリオDEツーリング7へ続く


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